25年度卒
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世界経済が大きな荒波の中にある。ロシアのウクライナ侵攻によりロシア産の原油、天然ガスを頼りにしていたヨーロッパ経済に大きな影を落とした。一方中国ではゼロコロナを目指した上海のロックダウンによりサプライチェーンが止まってしまったことで中国国内だけでなく世界各国に対する深刻な影響を与えた。そしてロシアや中国での停滞によりアメリカでは著しいインフレに喘いでいる。驚くことに1年前に比べ食品は10%、ガソリンは50%上昇という過去40年で最も高い水準となった。このインフレを受けてFRB(連邦準備理事会)も大幅な利上げをせざるを得なくなってしまったのだ。グーグル、アマゾン、メタ(旧フェイスブック)、アップル、マイクロソフトというようなアメリカ経済を牽引してきたメガテック企業ですら株価を大きく下落させている。米国の株式市場はEUや中国に比べ堅調に推移するかと思いきやサプライチェーンの混乱やエネルギー供給によるインフレやFRBの利上げによってやはり大きな影を落としている。もはや世界経済において一国だけ独り勝ちが許されないほど、それぞれの経済活動は密接に結びついているのだ。そんな中かつて経済大国と言われた我が国はどのような存在意義を訴えられるであろうか。大国のトップたちが自国至上主義を唱えたときにそれは巡り巡って自分の首を絞めることであると説得できる存在を目指すべきなのかもしれない。