25年度卒
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4年ごとに行われるアメリカ合衆国の大統領選挙まで半年を切った。予備選の山場といわれる「スーパーチューズデー」において、トランプ前大統領が対立候補である元国連大使のヘイリー氏に圧勝して、名実ともに共和党の大統領候補となった。これにより、前回に続きジョー・バイデンとドナルド・トランプによる次期大統領のポスト争いが確定した。前回から4年経過して投票当日にはそれぞれ81歳と78歳となる。とても世界ナンバーワンの経済大国のトップを任せるような年齢ではないと思うのだが、アメリカ国民はどう考えているのであろうか。バイデンの誕生日は11月20日なので、選挙後すぐ82歳となり、4年間の任期を終えるころには86歳となってしまう。ここに来て大国のリーダーの高齢化が進んでいる。ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席はそれぞれ71歳、70歳とアメリカの二人に比べれば若いが、二人そろってリーダーの任期の上限を撤廃してしまった。これにより80歳を超えてもそれぞれのポストに居座るであろうといわれている。年齢だけでリーダーとしての資質を否定してしまうのは乱暴かもしれないが、長期間権力の座に居座ることで新しい価値基準を受け入れにくくなったり、本来苦言を呈すべき周辺の人たちが忖度してしまう傾向があることを私たちは思い知らされた。地球温暖化のレベルでなく「地球沸騰化」と危惧されるほどの気候変動を一日も早く止めなければならない。平均寿命を超えるようなリーダーに今までの価値基準を覆すことができるであろうか。