2019年11月第158号|6|東京2020オリンピック聖火リレーのルートに船橋市も選定されました! ~行田公園を囲むミステリーサークル~|

いよいよ近づいた東京オリンピック、千葉県内の聖火リレーは2020年7月2日~4日の3日間で実施され、船橋市は7月4日(土曜日)の最終日となります。

右の航空写真の円形道路内の東西にまたがっている広場が、ルートの一つである県立行田公園です。
行田公園は、住宅や学校施設に囲まれた緑豊かな公園です。お花見をしたり、ウォーキングやジョギングをする人たちの名所にもなっていたり、サイクリングロードは小学校のマラソン大会等にも利用されています。
実は、この行田公園を取り囲む円形道路は、ミステリーサークルとも言われています。
昔この場所に旧日本海軍の無線施設があり、200mの主塔を中心に、60mの副塔18基が取り囲む形になっていました。塔同士を連結する配線にかかる力の均衡をとるのに主塔から等距離でなくてはならなかったので、周囲は円形になったそうです。その周囲に沿って道路が造られたけれど、昭和46年に無線施設は解体され、現在の円形道路だけが残ったというのが、このミステリーサークルの由来です。

 現在は、西広場入口付近に船橋無線塔記念碑があります。
碑文には『大正5年ハワイ中継でアメリカのウィルソン大統領と大正天皇とで電波の交信があり、広く平和的にも利用されたのでフナバシの地名がはじめて世界地図に書きこまれた。大正12年関東大震災時には救援電波を出して多くの人を助けた。昭和16年頃、長短波用の大アンテナ群が完成し、太平洋戦争開幕を告げる「ニイタカヤマノボレ一二〇八」の電波もここから出た。』という歴史的内容も刻まれています。
また、平成20年に電気通信技術の歩みを物語る近代化産業遺産にも認定されました。
2020年7月4日のデイルートテーマである歴史・伝統文化と先進的まちづくりが融合した活気あふれる都市をアピールするルートの行田公園、200㍍×10,000人の聖火ランナー達と希望の道をつないでほしいですね。~Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう~

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