生命保険契約には「契約者」や「被保険者」など何人かの登場人物がいて、それぞれに役割があります。そして、その登場人物の組み合わせによっては思いもよらない税金がかかることもあります。今回はその役割について紹介いたします。
◇契約者
生命保険契約に関する権利と義務を有する人(または法人)。
権利とは保障内容の変更や解約手続き、義務は主に保険料の支払いです。
◇被保険者
生命保険契約の保障対象者。※生命保険では法人は被保険者となることが出来ません。
◇保険金受取人
名前の通り保険金を受け取る人(法人)。
法人契約と個人契約、また死亡保険と生存保険でも受取人の設定方法が異なりますし、保険会社によっても異なります。
「契約者≠保険料支払者」や「契約者≠被保険者」などの場合、注意が必要です。
よく問題が起こりやすいのが以下の際です。
①契約者死亡などによる解約または名義変更時
②保険金受取事由発生時(死亡または入院手術など)
生命保険契約において、「誰(契約者)」が「誰(被保険者)」のために保険料を払い、「誰(保険金受取人)」が受け取るかによって、その保険料と保険金に関する税金の取扱いが異なります。
「万が一に備えて契約したものの思わぬ税金を支払ったため、最終的には保障が足りていなかった・・・。」
このような事態にならないよう、既契約の見直しも含めまして、お気軽にお問い合わせください。次回は契約例を挙げながらのご紹介予定となります。
ファイナンシャルプランナー
阪田 健太郎