2019年8月第155号|4-2|【自動車保険】更新時の要チェック項目について|

損害保険と一括りに申しましても様々な種類の補償があり、また、保険会社各社でも色々な商品名で販売をしています。
今回は、お車をお持ちの方ならほとんどの方が加入している「自動車保険」について、更新時の要チェック項目をご案内いたします。

「対人賠償」は事故相手の人、「対物賠償」は事故の対象物に対しての補償です。
近年は高額賠償事例も増加傾向にありますので、保険金額は無制限をお勧めします。

「人身傷害補償」はお車での事故の際、過失割合に関係なくお怪我について補償されますので、万が一の加害事故や単独事故の際にも補償の対象となります。保険料を抑えるために保険金額が低めに設定されていたり、もしくは付帯されていなかったりしますが、なるべく5,000万円以上の設定をお勧めします。

「車両保険」はご自身のお車の修理費用についての補償です。一般的には購入時から更新の際に設定保険金額が自動的に下がっていきます。(市場価格の原則)しかし、事故などで廃車となってしまい、同程度のお車を買う際に保険金では足りないケースをよく見かけます。更新の際「車両保険金額」にもご注目ください。

他にも様々な特約などがございますが、万が一の大事故で必要となってくる主な補償は上記4つの補償ではないでしょうか。あとは「弁護士費用特約」も月額数百円で付けることが出来る安心の補償の1つです。

生命保険と違い、損害保険は1年更新が基本です。保険の契約は面倒な作業ですから、更新時期が来ると「去年と同じ内容でいいよ」となりがちです。しかし、本当に必要な補償が抜けていたり、または余計な特約がついていたりと、見直す価値は十分にあります。更新時期でなくとも結構です。補償の見直しについて、ぜひお問い合わせください。

ファイナンシャルプランナー
阪田 健太郎

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