2019年4月第151号|6|経営者のためのお話|金融戦略室 |

金融戦略室【元みずほ銀行(旧第一勧業銀行)】 小松 大作の

経営者のためのお話『ヤギの選択』

 

昔々1匹のヤギがいました。ひどいカンカン照りで、もう何日も歩いています。喉が渇き、お腹も減っています。もう限界です。

ふと前を見ると道が二手に別れています。

看板があります。『右に行くと食べものがあります。左に行くと飲み物があります。』

ヤギは考えました。右に行こうか?左に行こうか?

ヤギは考え続けました。ズーっと考えました。

やがて、ヤギは動かなくなりました。天国に行ってしまいました。

天国で、飲み物で喉を潤し、食べ物をお腹一杯食べました。

でも、もう地上には戻れません。

どうですか、経営判断はとても難しいですね。

人は、窮地に陥ると動けなくなります。

窮地の時に、動ける経営者が生き残ります。

筆者は、銀行員時代に沢山のヤギを見ていました。

さて、皆さんは、困難な場面で、選択できるでしょうか。

窮地に陥れば、直感に頼りましょう。動物は、直感で生きています。

人も生き物です。『直感が正しい』。

自分に自信を持って、自分の直感で判断しましょう。

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